北のコールサック
七夕伝説に登場するはくちょう座の中央付近を50mmのカメラレンズで撮影しました。上段中央の輝星が1等星のデネブです。デネブの左側に大きな北アメリカ星雲とペリカン星雲「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」が見えます。デネブの下には暗黒帯が見え、「北のコールサック」と呼ばれています。さらに、暗黒帯は写真中央から右下へ続きこの部分は「グレート・リフト(巨大な裂け目)」と呼ばれる天の川で最大級の星形成領域に続きます。
この写真は「北のコールサック」や「グレート・リフト」などの暗黒帯と、はくちょう座にあるいくつもの星雲の対比をコントラスト強く引き出すため、ナローバンドフィルター(
Optolong L-ultimate)を用い撮影しました。RGBカラーで撮影した「夏の大三角」と見比べてみてください。
北があれば南もですが、「南のコールサック」とは言いません。元祖「コールサック」は南半球の夜空に見える南十字座のすぐ横にある暗黒星雲です。写真「
銀河と観測隊 」にコールサックの位置を、「 南十字星 」でその様子がわかります。本来、コールサックは真っ黒で光を通さない石炭袋のことです。
写真中央左下に一際目立って網状星雲が見えます。網状星雲全体は写真「網状星雲」で、拡大した網状星雲、例えば西側であれば「網状星雲西側」で確認ください。「網状星雲西側」は同じカメラとフィルターを使用していますので、色調も同じです。
PixInsightのMGC(MultiscaleGradientCorrection)の強力なカブリ補正機能が使えませんでした。銀河周辺、特に北半球側はデータが揃っていると記憶しているのですが、「***
Error: No reference data found for filter 'R'」。原因は今のところ不明です。(2025/08)
撮影機材:シグマ 50mm F1.4 DG HSM | Art F1.4⇒F5.6
タカハシ EM-200Temma2 MGEN-3
カメラ:ZWO ASI 2600MC Pro(-5℃) Optolong L-ultimate
露出時間:900秒×56枚 総露光時間840分 gain300 offset50
画像処理:PixInsight/BXT/SXT/Photoshop/NXT
撮影日時/場所:2025年07月01日他5夜/自宅「星見室」
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