夏の大三角

 織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)でおなじみの夏の大三角です。写真中央右上の輝星が織姫こと織女(しょくじょ)星、こと座のα(アルファ)星ベガです。彦星の牽牛(けんぎゅう)星は写真下中央に、名前のとおり2匹の牛(星)を引き連れた、わし座のα星アルタイルです。天の川にカササギとなって橋を渡したといわれるデネブ(白鳥座α星)は、写真左上の赤い「北アメリカ星雲・ペリカン星雲」の横になります。写真「白鳥座の全景」で確認してください。しかし実際の距離は、ベガが地球から約25光年、アルタイルが地球から約17光年の距離になります。
七夕(たなばた)伝説は中国のお話です。ギリシャ神話では、こと座に「オルフェウスの竪琴」の話が伝えられ、わし座は大神ゼウスの変身とされています。

 ニコンが2015年に発売した高画素(3600万画素)の天体撮影専用のカメラを使い、さらによりシャープな星像を得るため3枚フレームによるパノラマ写真にしました。50mm標準レンズによる横構図写真を縦に3枚並べると、35mm広角レンズの縦構図と同じ画角になります。Hα線対応カメラだけあって白鳥座に点在する赤い輝線星雲も確認することができます。(2017/09)


     撮影機材:シグマ50mm F1.4 DG HSM Art→F2.8/iOptron ZEQ25GT/ノータッチ
      カメラ:ニコンD810A ISO1600 20枚×3パノラマ 各露出60秒
     画像処理:RAP2/ステライメージ7/フォトショップCC 2015
  撮影日時/場所:2016年8月8日/新潟県上越市キューピットバレイ

星ナビ入選作品 2016年12月号