NGC4565銀河 かみのけ座 距離:4000万光年 大きさ : 15.9'×1.85'

 以前、秋のエッジオン銀河で有名なNGC891銀河を撮影しましたが、今年のファーストライトはかみのけ座にある春のエッジオン銀河 NGC4565銀河です。こちらの方が見かけの大きさが多少大きく、幅がさらに狭く「Needle(針) Galaxy」と呼ばれています。また、中央部が膨らんだ糸を紡ぐ紡錘の形に似ていることから「紡錘状銀河」の愛称で呼ばれています。「エッジオン銀河」は銀河を真横から見た形をいう言葉で、銀河の形態からいえば「渦巻銀河」になります。

 NGC4565銀河が見える方向は銀河系の銀河北極に近いため、銀河系内の物質に邪魔されることなく遠くの銀河を見通せます。この写真にはNGC4565銀河の他に10個近くの銀河が確認できます。

 撮像した全画像から選別した40枚の画像処理を進める中で、ヘッドライトによる赤い迷光が多数の画像で確認されました。ステライメージやPhotoshopで赤い迷光のキャンセルを試みましたが、その影響で星の色の抽出が困難になることから、結局迷光の影響を受けた画像を破棄し24枚でコンポジットしました。以前から考えていた迷光防止フードの自作をやらないと駄目ですね。星の色は短時間露光の加算なしに安定的に出せるようになりました。フリーソフトStarNetv2GUI(https://www.starnetastro.com/download/)はありがたい。(2023/03)


     撮影機材:タカハシ Mewlon-250CRS+CR0.73X(D250㎜ f.l.1825㎜ F7.3)
          タカハシ EM-400FG-Temma2Z/FMA180+QHYCCD QHY5L-ⅡM
      カメラ:ZWO ASI 2600MC Pro(-10℃),ZWO IR/UV
     露出時間:240秒×24枚 総露光時間96分,gain100 offset50
     画像処理:PixInsight/Registax 6/StarNetv2GUI/Photoshop 2022(2023/09再処理)
  撮影日時/場所:2023年2月28日他1夜/自宅「星見室」