マルカリアンの鎖/M87(おとめ座銀河団) おとめ座 距離:6000万光年

 「おとめ座銀河団」の一部を構成する銀河の線状の集団を「マルカリアンの鎖」と呼んでいます。写真中央上から右下に伸びる銀河の並びが「 マルカリアンの鎖 」で大変人気があります。今回は「マルカリアンの鎖」と「おとめ座銀河団」の盟主というべきM87銀河を左下に配置し、同一視野で銀河を大きく捉えられるようにカメラを正規の位置から18度程回転しました。
主要銀河のカタログ名は「 おとめ座銀河団 」を広範囲に撮影した「おとめ座銀河団M87」を参照願います。

 「M87銀河」は「おとめ座銀河団」の中核の銀河で、私たちの住む天の川銀河の100倍の大きさと推定されています。銀河はお互いに引き合い接近し合体を繰り返しながら、巨大な楕円銀河へ成長していきますが、「M87銀河」は数十億年かけて渦巻銀河を飲み込み超巨大楕円銀河に成長したと考えられています。また、「M87銀河」はおとめ座の強い電波源「おとめ座A」としても知られています。

 しかし、近年何といっても「M87銀河」で話題になったのは、国立天文台などが2019年に発表した「巨大ブラックホールの撮影に初めて成功」のニュースでしょう。ブラックホールの画像は更なる画像検証がされていますが、天の川銀河(銀河系)が属する局部銀河群に最も近い「 おとめ座銀河団 」は話題が尽きません。(2026/03)


      撮影機材:ペンタックス105SDP(D105㎜ f.l.670㎜ F6.4)
          タカハシ EM-200Temma2 MGEN-3
      カメラ:ZWO ASI 2600MC Pro(-5℃),アイダス LPS-D3 ASIImg 
     露出時間:6m×64枚, gain100 offset50, 総露光時間384分
     画像処理:PixInsight/BXT/SXT/Photoshop/NXT
  撮影日時/場所:2026年02月15日他2夜/自宅「星見室」