おとめ座銀河団(マルカリアンの鎖) M86他 おとめ座 距離:6000万光年

 春の星座は天の川銀河から離れているため、銀河や銀河団が多く見られます。特に「おとめ座」と「かみのけ座」付近には有名な銀河団があり、「おとめ座銀河団」はその代表です。この銀河団は1000個から2000個ほどの銀河で構成されていて、渦巻銀河と楕円銀河がほぼ同数あるといわれていますが、写真からもそれを伺うことができます。
 おとめ座銀河団の一部を構成する銀河の線状の集団を「マルカリアンの鎖」と呼んでいます。地球から見るとなめらかな弧を描く曲線状に見えるので「鎖」と呼ばれています。写真の右に見える大きな楕円銀河は、右からM84とM86になります。私たちの住む天の川銀河(銀河系)が属する局部銀河群は、おとめ座銀河団のほうに引かれていて将来合体すると考えられています。(2017/11)


     撮影機材:ペンタックス105SDP/タカハシEM-200Temma2/SBIG ST-402ME
      カメラ:キャノンEOS Kiss Digital N(IRフィルター換装) ISO1600
     露出時間:4分×16
     画像処理:ステライメージ6/フォトショップCS4
  撮影日時/場所:2010年3月20日/新潟県糸魚川市焼山の里