M33 さんかく座 距離:260万光年 大きさ : 5.4×3.2′
前回のさんかく座M33銀河はモノクロCCDカメラによるLRGB合成で作成し、HⅡ領域を強調した弊害で画像全体に赤みが残りました。今回はカラーCMOSカメラにHEUIB-Ⅱフィルターを使用することで、HⅡ領域をより引き出しながら全体の赤みを押さえました。また、フリーソフトStarNetで星と銀河を分離することで互いに影響を与えないように色調補正し、銀河の腕に寄り添う赤いHⅡ領域と青く若い星の対比を強調しました。
ここ数年ほどで天体専用カメラと処理ソフトが著しく進歩しています。CMOSカメラと処理ソフトのPixInsigh、更にそのプラグインソフトも大変有用です。この写真もBlurXterminator(BXT)とNoiseXTerminator(NXT)を使用しています。PixInsight本体も益々進化を続けているようです。
下の写真は天の北極を上にする一般的な天体写真の構図です。横構図と縦構図でずいぶん印象が違います。この写真のM33銀河は縦構図の方がダイナミックで良いのかもしれません。(2023/11)
撮影機材:タカハシ Mewlon-250CRS+CR0.73(D250㎜ f.l.1825㎜ F7.3)
タカハシ EM-400FG-Temma2Z/FMA180+QHYCCD QHY5L-ⅡM
カメラ:ZWO ASI 2600MC Pro(-5℃),アイダス HEUIB-Ⅱ
露出時間:180秒×22枚 gain300 300秒×43枚 gain100 offset50 総露光時間281分
画像処理:PixInsight/StarNetv2GUI/Photoshop 2022
撮影日時/場所:2023年10月12日他3夜/自宅「星見室」
