Sh2-240 おうし座~ぎょしゃ座 距離:3000光年 大きさ : 200×180′
難物、超新星爆発の残骸Sh2-240です。10万年前に出現したと考えられています。おうし座とぎょしゃ座の境界にあり満月6個分の大きさ(200×180′)があります。しかし非常に淡く、最初パソコンモニターに表示された画像では天体の存在を見逃すところでした。当初予定の鏡筒・カメラ・フィルターを変更し、昨年来3回目の挑戦で写真にすることができました。レデューサーを併用したFS-60CB鏡筒の焦点距離は255㎜と望遠鏡としては広視野ですが、APS-Cカメラの場合、Sh2-240の全体を撮像するには視野ギリギリ。モニターで全体を確認できないためピッタリ位置への望遠鏡導入に気を使いました。写真左下隅の赤い天体はSh2-242になります。
この天体は銀河系内のHⅡ領域を収録したシャープレスカタログでSh2-240ですが、シメイスカタログのSimeis147としても知られています。また、和名ではスパゲティ星雲とか
レムナントと呼ばれています。レムナント(remnant) は残り・残部・残骸という意味からこの天体にピッタリの名前です。
撮影機材はモノクロCMOSカメラを使い、Redチャンネルに水素のHα画像、GreenとBlueチャンネルに酸素のOⅢ画像を割り当ててHOO合成しています。また今回から「星なし画像」の作成に、StarXTerminatorをPhotoshopのプラグインとして使用しています。RC
ASTRO社のソフトは3本目になります。
PixInsightのSPCC(SpectrophotometricColorCalibration)で色校正しましたが、半値幅7nmの2波では星の色が出せないので、チャンスを見て星の色撮りをしようと考えています。これから長い日本海側の冬、いつになるかわかりません。
(2023/11)
撮影機材:タカハシ FS60CB+C0.72X(D60㎜ f.l.255㎜ F4.2)
タカハシ EM-200Temma2 MGEN-3
カメラ:ZWO ASI 2600MM Pro(-5℃),ZWO Hα 7nm OⅢ 7nm,HOO合成
露出時間:Hα 600秒×22枚 OⅢ 600秒×21枚、総露光時間430分 gain300 offset50
画像処理:PixInsight/StarXTerminator/Photoshop 2022
撮影日時/場所:2023年11月18日他2夜/自宅「星見室」
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