大マゼラン雲 LMC かじき座~テーブルさん座 距離:16万光年 大きさ:646'×550'
大マゼラン雲は私たちの天の川銀河から16万光年の距離にあるもっとも近い銀河で、大きさが小さいため矮小銀河に分類されています。星雲でないので「大マゼラン雲」でなく、「大マゼラン銀河」と呼ぶのが正確かもしれません。一般的には、大小マゼラン雲は天の川銀河の周りを回る「伴銀河」と見なされ、いずれ合体すると考えられていますが、不規則な形などから宇宙初期の銀河の生き残りと考え、天の川銀河の横を駆け抜けているところではないか、とも考えられています。とすれば私たちは幸運にもマゼラン雲の通りすがりに出会えたことになります。
大小マゼラン雲は、天空に浮いた雲の切れ端のように見え簡単に肉眼で確認する(写真「銀河と観測隊」)ことができます。遠征地のファームでは大小マゼランは水平線に沈むことなく、下方経過高度は12度程です。この写真は高度25度ぐらいから下方へ沈むころの撮影で撮影条件としては良くありませんでした。写真左の紫~赤い天体はタランチュラ星雲です。この写真は昨年作成したフラット画像により再処理したものです。(2018/01)
撮影機材:ビクセンVSD100F3.8/タカハシEM-200Temma2/セルフガイド
カメラ:SBIG STL-11000M(-25℃) SBIG RGB
露出時間:L10分×11,R10分×2,G10分×2,B19分×2,RGB 2×2ビニング 総露光時間188分
画像処理:ステライメージ8/フォトショップCC 2018
撮影日時/場所:2014年5月1日/西オーストラリア州 スプリングヒルズファーム
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