太陽望遠鏡 solarMaxⅡ60
Hα太陽望遠鏡は、太陽を眼視で観測することのできる専用の望遠鏡です。太陽面を投影する従来の方法では、黒点は確認できますが、プロミネンスなどは見ることはできません。望遠鏡本体はテレスコ工作工房さんより検品後のused品を購入し、鏡筒先端に装着されているダブルスタックフィルターは、ジズコさんから良好な組み合わせ品を選んでいただきました。ダブルスタックフィルターを装着することにより光量は落ちましたが、彩層面のコントラストは向上しプロミネンスだけでなく、プラージュ、ダークフィラメント、フレアなどの細部を確認しやすくなりました。勿論、このような微細部分の見え方は、観測時のシーイングなどの影響を大きく受けることは言うまでもありません。
この望遠鏡の取扱いには気を使います。プラネジが大変弱く壊れやすい上に、適合するネジ規格が一般的でないためです。写真の赤道儀はiOptronのZEQ25GT、アタッチメントはビクセンの汎用スライドバーを使用しています。
高校生の時によく見ていた天文書の裏表紙にある「五藤式 ソーラープロミネンス テレスコープ」の広告写真を改めて見てみました。当時、この望遠鏡は限られた公共施設だけが所有していたと思われますが、現在ではこれ以上の鮮明な像を、手軽に一般の人が観測できるようになりました。また、天文誌にはアマチュアの方による凄い太陽の写真が掲載されています。デジタルを中心とした天文機材や画像処理環境の進歩に驚かされるばかりです。(2017/07)
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