IC5068 散光星雲 はくちょう座

 以下の点について改善しました。

 恒星画像をHOO合成の画像からブロードバンド画像に入れ替え、星像を大きく目立つようにしました。恒星画像の撮影にはデジ一でなく2600MCを使いました。星像の色味を比較するとやはりHOO合成の画像(右の写真)は極端に悪くないことがわかります。
 星雲画像はコントラストと鮮明度を上げました。

 BXTのPixInsightでの処理位置ですが、ネット情報から最近はHTの手前、リニアフェーズの最後で行うようにしています。その方が何となく良い結果が得られるように思います。(2024/10)
 

 


 お気に入りの天体写真集に載っていた写真と同じ星域を狙い、同じ色調になるように画像処理しました。IC5068をネット検索しても海外サイトは多少ヒットするものの日本語サイトはほとんどありません。このマイナーなIC5068散光星雲はペリカン星雲の南にあります。写真「北アメリカ星雲・ペリカン星雲2022」でこの天体の位置を確認してください。 
 手前の黒く暗い分子雲(星間ガス雲、塵)が、背後の電離し発光しているIC5068に照らされ印象的な模様を見せています。さらに、この暗黒帯を注視し立体視すると暗黒帯が浮かび上がって見え、発光星雲を覆い隠している様子が見て取れます。

 この写真はSHO合成した画像をベースにし、星色を出すため恒星部分をHOO合成による恒星画像に入れ替えました。HOO合成はTrueColorに比較的近い発色とはいえ、ブロードバンド画像のほうが星は美しく光量も勝るので、デジ一による別撮りを考えています。(2024/01)


     撮影機材:ペンタックス105SDP(D105㎜ f.l.670㎜ F6.4)
          タカハシ EM-200Temma2 MGEN-3
  カメラ(星雲):ZWO ASI 2600MM Pro(-5℃),ZWO Hα OⅢ SⅡフィルター 7nm
          Hα 240秒×30枚 OⅢ 180秒×19枚 SⅡ 240秒×14枚
          gain300 offset50 露光時間233分 SHO合成
  カメラ(恒星):ZWO ASI 2600MC Pro(-5℃) 保護ガラスD60ARに換装
          ZWO IR/UV 30秒×20枚 露光時間10分 gain100 offset50
     画像処理:PixInsight/BXT/Photoshop/SXT/NXT
  撮影日時/場所:2023年7月27日他3夜/自宅「星見室」