h-χ 二重星団 ペルセウス座 距離:7330光年 大きさ : 36′

 全天で「すばる」と並ぶ最も美しい散開星団、ペルセウス座の二重星団です。
 昔、星団と認識されず恒星とみなされ、右が h(エイチ)、左が χ(カイ)のバイエル符号が付されたため、h-χ(エイチカイ)星団と呼ばれています。NGCカタログのカタログ番号は西側(右)の星団がNGC869、東側(左)の星団がNGC884になります。実視等級は4.4等と4.7等ですからカシオペア座とペルセウス座の境界あたりを探せば、近接する似たような二つの星に見え、双眼鏡で二つの星団であることがわかります。

 この二つの散開星団は見かけ上ではなく実際にも近く、誕生してから約1400万年の若い星の集団と考えられています。青白い星々の中にオレンジの星が点在しています。この集団に属する恒星の中で、特に質量の大きな恒星は急速に燃料を使い果たし赤色巨星になっていると考えられていますが、1400万年の短い時間でこれ程の差がつくのに驚きです。オレンジ色の星は、集団に属さない3次元的に離れた位置の恒星のようにも見えます。

 D810Aは、Hα線の波長で光る星雲を鮮やかに赤く写すように設計されているため、中心付近では特にD810A特有の赤みが入ってきます。さらに、人工光による緑かぶりが見られたのでこれらの色ズレ修正に手間取りました。(2022/11)              


     撮影機材:タカハシ Mewlon-250CRS+CR0.73X(D250㎜ f.l.1825㎜ F7.3)
          タカハシ EM-400FG-Temma2Z/FMA180+QHYCCD QHY5L-ⅡM
      カメラ:ニコン D810A ISO3200 外気温6℃
     露出時間:150秒×14枚 10秒×15枚 総露光時間37.5分
     画像処理:ステライメージ9/Registax 6/Photoshop 2022
  撮影日時/場所:2022年10月27日/自宅「星見室」