カラーマッチング

 

 Photoshopなどのレタッチソフトで細かな色調調整をしても、プリント結果がモニターの色と違ってしまえばガッカリです。マニュアルでモニター調整やレタッチソフトの色調調整を繰り返しても思わしくなく、結果、時間と労力、インク・用紙の浪費につながりました。カラーマッチングは、モニターの色とプリンタの色をOS(オペレーティングシステム)の管理下で合わせる方法です。カラーマッチングされたシステムでは、モニターの色とプリンタの色の異なる部分を見つけることが困難なくらい、印刷結果が一致します。プリントとモニターの色合わせは、カラーマッチングすることが解決の近道です。

 環境の整備 プリントアウトした写真は周りの光(環境光)を反射して画像として見えます。つまり、周りの光が異なれば写真の色は異なって見えます。一方、モニターは環境光を反射するのでなく、それ自体発光しているので、環境光が変わってもほとんど変わりません。したがって、カラーマッチングするには、まず、カラーマッチングに適した照明が必要になります。これには印刷の基準色温度5000K(昼白色)の「高演色照明」を使用します。さらに、外光を遮断したり、照明の反射光も影響しますので周りを無彩色(グレー)にできれば理想の環境になります。

 モニターキャリブレーション モニターは使い続けていくと白色の色温度と明るさが少しずつ変化し、また個体差もあります。このような違いを吸収し同じ色にするためにキャリブレーションを行います。キャリブレーションにより「カラーマネジメント」に必要なモニタープロファイルも作成されます。上の写真は、カラーマネージメントソフトウェアColorNavigatorにより測定中の様子です。詳しくは下記ページを参照ください。http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/color_management/matching/index.html

 MWB 写真左下がColorChecker Passportです。3つの写真撮影用ターゲットで構成され、デジカメの撮影から編集までの色管理を手助けします。一般撮影においてもマニュアルホワイトバランス(MWB)をカメラに設定することもありますが、特に天体改造されたデジカメを一般撮影に使用するときは必須の手順です。ただ、天体改造カメラの場合、光源や改造方法によって可否に違いがありますので注意が必要です。ColorChecker Passportについては下記ページを参照ください。(2017/10)
http://xritephoto.com/ph_product_overview.aspx?ID=1257