二重星 アルビレオ

 アルビレオは白鳥座のくちばしの位置にある白鳥座で2番目に明るい星、β星になります(「白鳥座の全景」参照)。肉眼では単一の星に見えますが、望遠鏡で見ると二重星であることがわかります。明るい方が3等星で橙色~金色に、暗い5等星の方は青く見え、天球上で最も美しい二重星のひとつとされ「北天の宝石」と呼ばれています。
この二つの星は実際の距離も近い連星ではなく、地球から見るとたまたま同じ方向に見える重星ではないかと考えられています。
また、アルビレオはJリーグ「アルビレックス新潟」のチーム名とチームカラーの由来になっています。

 以前から狙いたい被写体ではあったのですが、直焦点では望遠鏡の焦点距離が足りず、今回、最近所有したμ-250CRS鏡筒とAPS-Cデジカメで撮影しました。周りの星々も入れた「眼視のように色の対比が美しい二重星」を目指しました。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、「サファイアとトパーズの大きなすきとおった球(たま)」として登場しますが、望遠鏡で直接見たようなクリアーで透明感のある色は、なかなか再現できません。(2020/08)


     撮影機材:タカハシ Mewlon-250CRS/タカハシ EM-400FG-Temma2Z/QHYCCD QHY5L-ⅡM PHD2
      カメラ:キャノンEOS Kiss X5(IRフィルター除去) ISO400 2秒×20枚 RAW
     画像処理:ステライメージ8/フォトショップCC 2020
  撮影日時/場所:2020年8月10日0時32分~/自宅「星見室」