金星日面通過2012

 金星の太陽面通過(日面通過)は、地球から見て金星が太陽面を黒い円形のシルエットとして通過していくように見える天文現象です。金星が地球と太陽のちょうど間に入ることで起こります。2012年6月6日は、21世紀では最後の「金星の太陽面通過」で、次回は105年後、2117年12月11日まで起らないということですから、ほとんどの方にとって最後のチャンスでした。
 しかし、残念ながら全国的に好天に恵まれませんでした。私も早朝から機材のセッティングを済ませ待っていたのですが、30分間隔の撮影予定時刻はほとんど雲に隠され、雲の切れたタイミングでの撮影となってしまいました。この写真は等間隔に近い4枚を合成しています。金星は北東(左上)から太陽面に入り込み、まっすぐ進んで北西(右上)へ抜けています。太陽面中央の不規則な黒い点は太陽黒点です。黒点は周囲より温度が少し低いため暗く見えますが、黒点自体も輝いていることに変わりないため、金星の方が黒く見えます。黒点などの太陽面は、最も条件の良かった最初の撮影時刻7時13分の写真を使用しています。(2017/10)


     撮影機材:ペンタックス105SDP/タカハシEM-200Temma2/ノータッチ
      カメラ:キャノンEOS Kiss X5(IRフィルター除去) ISO100・400
          バーダー アストロソーラーシート ND5(光量1/100000)
     露出時間:7時13分00秒,9時32分34秒,11時43分01秒,13時30分36秒 1/80~1/1250秒露出
     画像処理:フォトショップCS6
  撮影日時/場所:2012年6月6日/自宅